厨房用グリスフィルターの最新事情
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いつもは空調用フィルターを中心に情報をお届けしていますが、今回は少し視点を変えて“グリスフィルター”に注目してみたいと思います。厨房から排出される油汚れや油煙をしっかりキャッチできるフィルター選定のポイントを抑えておけば、衛生管理や設備の寿命にも良い影響を与えます。ぜひ最後までご覧いただき、グリス対策に役立ててください。
業務用ダクトの油除去とステンレス製フードの衛生管理
業務用の厨房において、フードやダクトを通る油煙や油汚れをいかに効率的に除去するかは、空調設備の性能維持や安全確保、さらには衛生管理上の大きな課題です。特に、ステンレス製のフードはサビにくく丈夫なため、多くの飲食店や工業関連の事業所で採用されています。しかし、いくらステンレス製フードが高性能と言えど、グリスや油脂が蓄積してしまえば、調理時の油煙をうまく排気できなくなり、煙や臭いが厨房内に充満する恐れがあります。
このとき重要なのが、業務用ダクト内でグリスを除去するための「フィルター」です。性能の高いフィルターを使用することによって、厨房にこびりつく嫌な油汚れを効率よくキャッチし、ダクトの排気装置を保護し、フード周辺の衛生環境も保てます。フィルターにはさまざまな型やタイプがあり、日本国内のメーカーはもちろん、ホーコスやクラコといった工業メーカー、dc企画など数多くの企業が商品を提供しています。
油やグリスをしっかりキャッチして衛生管理を向上
厨房のダクトから発生する油煙やオイルミストをいかに抑えるかは、ステンレス製フードの耐久性や清潔度に直接影響します。特に高風量に対応した大規模な設備を持つ厨房では、交換頻度の少ない高性能フィルターを組み合わせることが、設備全体の効率アップやコストダウンにつながります。
ステンレス製フードとフィルターの組み合わせ選定
ステンレス製フードを導入する際には、製品そのものの性能だけでなく、ダクトや連体式の排気装置との相性もチェックしましょう。ホーコスやクラコなどのメーカーによっては、単体利用だけでなく片面・両面どちらのタイプにも対応できるフィルター商品をそろえており、各種カタログや一覧ページで性能を比較できます。使いやすい厨房メニューを維持するには、高性能フィルターを適切に導入することが必須です。
衛生管理のための定期的な交換と清掃
いくら高性能なステンレス製フードを導入しても、油煙やグリスは常に発生し、時間の経過とともに汚れは蓄積します。そのため、定期的なチェックと交換、そして清掃を怠らないようにすることが大切です。業務用フィルターはステンレス製品でも油脂がつきやすく、一度汚れがこびりつくと除去が困難になることがあります。メンテナンスの周期や交換の方針をあらかじめ決め、事前にカタログや情報サイトで問い合わせ先を確認しておきましょう。
こうした空調設備の管理は食品衛生法や安全基準とも深く関連し、トラブルを未然に防ぐうえでも重要です。興味がある方は、各メーカーのサイトマップを参照のうえ、ヒットした一覧ページで商品仕様をチェックしてみてください。
グリス排気設備の認定やダブルチェック! メーカー選びや交換のポイント一覧
油煙やグリスをしっかり捕集したいと考える飲食店オーナーや工業系の法人様は、グリス排気設備の認定基準やダブルチェックの方法に加え、どのメーカーのフィルターを選べばよいかなど、多くの疑問を抱えているかもしれません。ここでは、メーカー選びや交換時のポイントを「一覧」形式でまとめてご紹介します。
1.認定基準の確認
・日本国内の関連法令や安全基準をしっかり満たしているか登録・認定情報をチェックする。
・使用設備が消防法や排気基準などに適合しているかを確認(dc企画製やホーコス製など、それぞれ基準が異なる場合がある)。
2.メーカーや商品タイプの比較
・クラコ、ホーコス、dc企画などのメーカーごとにフィルターの対応型や品の違いを比較。
・店舗の厨房の規模(多めの油煙が出るかどうか)やダクト形状に合わせてタイプを選定。
・ダブルチェックで性能を調査し、使いやすさや交換のしやすさを総合的に評価。
3.交換時期と費用の目安
・どのくらいの頻度で交換が必要か、費用はどの程度か、問い合わせやカタログで確認。
・フィルタ(フィルタ―とも表記)の型や式(片面式、両面式など)によって寿命やメンテナンスコストは異なる。
4.油・グリスの除去効率 (高風量対応・低圧損対応 など)
・各製品の除去率が高いほど、油汚れがダクト内に蓄積しにくく安全性や衛生面でメリットが大きい。
・中には高風や低圧にも対応した商品もあるため、利用の仕方や調理種類に合わせて選ぶ。
5.ステンレス製などの材質とサイズ展開
・フィルターの型・タイプでステンレス製が選べる場合、耐久性や掃除のしやすさを重視する方におすすめ。
・サイズが豊富にあるかや、ダクトやフードのサイズ要件に合うかを事前に確認。
6.問い合わせ先とメンテナンスサポートの有無
・会社によっては24時間オンラインでの問い合わせ対応、またはメニューからの施工申し込みなどサービス体制が異なる。
・交換方法や取り付け方法も各メーカーで多少異なるため、トップページから案内ページを探してチェックすると良い。
ダブルチェックを行うことで、設備の交換や導入後に発生しうるトラブルを未然に回避できます。厨房ダクトやステンレス製フードの衛生管理については、取り扱いプロセスが複雑なため、自社だけでなく専門業者や各社の会員サポートをうまく利用するのがポイントです。特に油脂やオイル、汚れが大量に発生する業務用食堂や工業系施設では、使い方やメンテナンス頻度も高く、効率良く設備を回せるかどうかが損益にも直結するでしょう。
ステンレス製フィルターと片面・両面タイプ式の比較:JEDやJGZ対応の高性能に注目
最後に、ステンレス製フィルターの片面・両面・連体式などのタイプごとの特徴と、JEDやJGZといった規格や認定に対応する高性能フィルターに注目してみましょう。グリスや油煙の除去効率が高くなるほど、環境負荷の低減にもつながり、安全性の高い厨房を実現できます。
片面タイプ式のメリット
・軽量かつ取り扱いやすい: 片面タイプのフィルターは単体として扱いやすく、交換や洗浄時に時間が短縮できる。
・サイズ展開が豊富: 型(かた)によってはステンレス製もあり、カタログでチェックすれば、多様な厨房やダクトへ柔軟に対応可能。
・メンテナンスコストの削減: 取り外しが容易なため、油汚れを定期的に洗浄することで長期間使用できる。
両面タイプ式のメリット
・大量のグリスをしっかり除去: 表裏両面で油煙を吸着するため、油脂やオイルミストの除去効率が高い。
・高風量・低圧仕様にも対応: 業務用厨房や工業関連設備で利用される高風量ダクトにも適応力がある。
・グリス排気設備の性能向上: 片面式よりも大きな捕集面積を確保できるため、フード内部の油煙残留を抑制できる。
JEDやJGZ対応フィルターの性能
高性能フィルターとして注目されるのが、JEDやJGZといった厳しい規格や認定に対応した商品群です。それらのフィルターは、厨房などの調理現場から発生する油煙・煙の除去率が高く、水洗いや洗剤でのメンテナンスがしやすいよう設計されているケースが多いです。日本国内のメーカーが提供するステンレス製フィルターには、ホーコスやクラコなど大手工業会社がラインナップを用意しており、チャンバー部品や高圧洗浄機との組み合わせ、あるいは多彩なサイズ展開など、その他にも多くのバリエーションが存在します。
連体式・単体式との比較・使い分け
・連体式: ダクトやフードとの接合部の意匠が一体化して設計されているケースで、清掃の手間は増えるが、油漏れやグリス汚れの広がりを最小限に抑えられるメリットがある。
・単体式: 片面式および両面式フィルターをフード内部に単独で設置。交換や取り扱いが容易で、汚れがひどくなったときにだけフィルターを廃棄し新しいものと交換可能。
いずれの場合も、メニューの多い厨房では油煙や汚れが大量発生するため、チェックリストを作成して定期的に清掃・交換するのがおすすめです。dc企画製品やクラコ製品のように、ダブルチェック手順や交換方法を説明したカタログが存在する場合は、簡単に調査できます。
まとめ
以上が「業務用ダクトの油除去とステンレス製フードの衛生管理」「グリス排気設備の認定やダブルチェック! メーカー選びや交換のポイント一覧」「ステンレス製フィルターと片面・両面タイプ式の比較:JEDやJGZ対応の高性能に注目」に関する総合的な解説となります。
油汚れやグリスの除去効率を高め、厨房内・工場設備の安全性や衛生管理を強化したいとお考えでしたら、ぜひ一度弊社へお問い合わせください。
お問い合わせいただければ、使用状況に合わせたフィルターの型やタイプ、交換サイクルのほか、費用対効果を高める運用方法も詳しくご紹介可能です。日常的に発生する油煙やグリス対策を万全にして、快適で生産性の高い厨房・工場環境を目指すために、ぜひ弊社へお声がけいただければ幸いです。
製品一覧や詳細カタログ、施工や導入事例など、追加の情報も迅速にご用意いたします。業務用ダクトやフードの衛生管理でお困りの際は、ひとつの選択肢としてぜひ弊社のサービスをご検討ください。ご相談内容に応じて柔軟にサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせをお待ちしております。
当社「栄伸工業株式会社」では、様々なフィルターを提供しております。グリスフィルターや空調用フィルターなどに関するお問い合わせや、具体的な製品の詳細については、ぜひお気軽にご連絡ください。