どんなサイズでも1枚から制作可能 !!
日本バイリーン株式会社をはじめ各不織布メーカーのフィルターを安価に製作いたします。
皆様の快適な
空調環境のために
数坪の小さなお店から巨大ラインを構える大型工場など、
現代社会の施設には必ず空調機器が備えられています。
しかし、同じ空調機器とはいえ、それぞれのニーズは全く異なっています。
それと同時に適切なフィルター選びも重要です。
弊社では、あらゆるニーズに応えることができるよう、設備・人員を揃えています。
どんなサイズでも
1枚から製作可能
栄伸工業のお取り扱いラインナップを
ご紹介いたします。
ブログ
-
2024.08.30
プレフィルターの規格
エアフィルターには規格といいますか種別というものは存在します。 ・高性能フィルター(HEPAフィルター・ULPAフィルター) ・中性能フィルター ・プレフィルター 基本的に流通しているエアフィルターは上記の3つの種類に分けられます。 高性能フィルターであるHEPAフィルターとは定格流量で粒径0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を持つフィルターです。ULPAフィルターとは同じく定格流量で粒径0.15μmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕集率を持つフィルターとなります。 中性能フィルターとは定格流量で粒径5μmより小さい粒子に対して65%・95%の2種類の粒子捕集率を持つフィルターとなります。 上記2種に関しては比較的キッチリ決められた規格があるのですが、プレフィルターに関しては「粒径が5μmより大きい粒子の除塵するフィルター」とあるだけでそれ以外に規格というものはありません。 なぜ高性能・中性能フィルターとプレフィルターの規格にこれだけの差があるかと言いますと、両者の成り立ちの違いかと思われます。 高性能・中性能フィルターは別名で「メインフィルター」と呼ばれており、一般的にエアフィルターと言うものはこの2種の事で、「プレフィルター」というものはこの2種のプレ(前段階)のフィルターという意味なのです。 つまりプレフィルターとはメインのフィルターを長持ちさせるために、大きいゴミを前段階で取り除いておくための製品という事になります ですのでお客様からは「プレフィルターに規格はあるのですか?」とよく質問を頂きますが、上記の通りプレフィルターは粗塵を除去するというもので大した決まり事はございません。そのくせ白の不織布で同じように見えるプレフィルターですが、実は薄いものから厚いもの、触り心地も目の細かさもなんとなく違うなど種類だけは数多くあるのです。 さらに空調機には型番が書かれているのですが、そこにフィルターの情報は書かれていない事が多いです。一体この空調機にはどのフィルターが適切なのかは、空調のメンテナンス業に携わってる方でもなかなか難しいと思われます。 そのため規格というものがあれば、とのお問い合わせを頂きます。 ですが、このエアハンドリングユニットにはこのフィルター、このファンコイルユニットにはこのフィルター等の規格品というのは存在しておりません。 各空調機メーカーさんが各々圧力損失や捕集効率などから選んだフィルターが使われているので、国が定めた統一規格というものはありません。 もちろん工業製品ですので、エアフィルターにもJIS規格は存在します。 JIS B 9908では材料を明記することや製品の性能に関する試験をして表記をしなさいといった程度の記載になっています。 試験方法というのはかなり厳密に指定されており、粉塵の大きさやその量、試験風量など細かな設定されております。 そうしてテストした結果を各メーカーは明記しておりますので、どのろ材メーカーのデータでもほぼ同じ見方ができます。 一般的に表記されているのはろ過風速・初期圧力損失(圧損)・除塵率などです。 その他にも用途によって重要視される耐熱温度や洗浄再生性などは、ほぼどのメーカーでも明記している場合が多いと思われます。 各ろ材メーカーはJIS規格にのっとり同等の試験を行っておりますので、各社のカタログやHPにデータは記載されております。 基本的には各メーカーは他社メーカーの同等品もラインナップされておりますので、 A社の■■というろ材にはB社の〇〇という風に同等品が存在します。 同等品や相当品と呼ばれ正規品として設定されているろ材以外が使用されるケースは多々あります。実際弊社が今まで納入させていただいた他社ろ材を使用した結果、機械に不具合が起こったという話は聞いた事はございませんので、相当品と呼ばれるろ材を使用すれば特別問題はないと考えられます。 あと規格と呼べるような違いというと使用用途になるかと思われます。 高性能フィルターはクリーンルーム、中性能フィルターは一般的な室内など、用途がほぼ決まっているメインフィルターに比べて、プレフィルターはどんな場所でも使われます。 メインフィルターの手前に付くのはもちろんの事、人の往来が多いモールや工場、油が多い厨房や塗装ブース、空調設備すらないアネモ吹出口にまで取り付けられる事もあります。 使用用途に関しては高性能フィルター・中性能フィルターなどのメインフィルターとは比べ物にならない程の多岐にわたる製品だと思います。 ですのでプレフィルターをお探しの際は、規格うんぬんよりもどういった用途で使用するのかという視点でお探しになるのが一番近道かと思います。 そのように用途や種類の多いプレフィルターをお探しになる際には、プレフィルターの専門店である栄伸工業へぜひお問い合わせくださいませ。 ご相談の上、お客様の必要なプレフィルターをご提案させていただきます。 -
2024.01.06
不織布フィルターについて
プレフィルターで一番多く使用されるロザイはと聞かれると、やはり不織布になると思います。 まず不織布とはなんぞやと言いますと、その名の通り織らない布です。 繊維に接着剤を塗布して接着する手法や熱融着にて接着するという手法などで繊維と繊維を融着し綿状に固まったものを不織布と言います。 そうして作られた不織布には用途によって種類が細分化されております。 代表的な空調用不織布メーカーである日本バイリーン株式会社の製品名を羅列しますと ・PS/150N・PS/300N・PS/400N・PS/600N ・FR-585・FR-580 ・PA/350HL・PA/305HL・PH-400 ・AI-100W・PI-100W・AE-100 ・FS-1710・FS-1705・FS-1705W ・FC-620N・FC-600N ・FS-6200・FS-6500・PE/205HL と数多くラインナップされ、パッと見ではほぼ見分けがつきません。 これに他社メーカーの同等品がラインナップされているので、よほどプレフィルターに精通された方でも全てを把握するのは難しいと思われます。 何故こんなに種類があるのかと言いますと、先にも述べましたが一般向けや塗装ブースや乾燥炉などの用途の違い、捕集効率や圧力損失などの設備条件の違いなど状況に応じた専用フィルターが用意されているからなのです。 栄伸工業では上記の日本バイリーン社製ロザイはもちろん、金井重要工業社など他社メーカーのロザイも常時在庫しております。 プレフィルター専門店として扱っていないロザイはございませんので、プレフィルターのご用命なら是非栄伸工業までお問い合わせください。 -
2023.12.25
フィルタ枠について
栄伸工業の小田でございます。 プレフィルターの本体といえば不織布であったりハニカムネットであるろ材になるのですが、本日はそれらを入れる枠材に関して書きたいと思います。 このHPのトップでも記載しております「1枚からでも安価で製作しております」という文章ですが、何の理由もなく記載している訳ではありません。 フィルター枠は基本的にどんなサイズ・厚みでも製作する事は可能ですが、弊社では押出型材というアルミニウムのチャンネル材を大量に購入して常時在庫しておるので安価に製作する事が可能なのです。 上記の種類を4mの長さで各200~500本を常に在庫しております。 その為どんなろ材が入るフィルタ枠も短納期で製作する事が可能なのです。 製造工程もご依頼の寸法にてカットすればいいだけですので、工数を抑えられ安価にご提供できるという訳です。 これだけの材料を常時保管出来るのはプレフィルターの専門店だからこそだと思っております。 枚数・寸法・納期など柔軟な対応が出来る専門店である栄伸工業へ是非お問い合わせください。